
32. オーナー企業(社長)の社風を知るために効果的な質問は?
「オーナー会社」と聞いて、真っ先に何を思い浮かべますか?
どうもネガティブなイメージが先行しやすいオーナー会社。
実のところはどうなのでしょう。
今回はオーナー会社についての質問です。
【Q】オーナー企業(社長)の社風を知るために効果的な質問はなんですか?
【A】
「オーナー企業はイヤです!」
「むしろオーナー企業の方が面白いです!」
こんな言葉を転職希望者の方からよく聞きます。
前者の方は、当然ですが、オーナー会社に良いイメージを持っていない方。
「独善・独裁的」
「好き嫌いでモノゴトが決まる」
「方針がコロコロ変わる」 ・・・etc.
では、後者はどのような良いイメージを持っているかと言えば、
「スピード感ある仕事が出来る。」
「経営に近いので実力を認めてもらいやすい」
「サラリーマン社長よりも情熱も実行力もあり、
むしろ長期的な視点を持っている」
・・・etc.
世の中には、後者のようにイキイキと働ける、素晴らしい
「オーナー企業」もたくさんあるのですが、
悲しいかな、一般的には、前者のようにネガティブなイメージを
持たれるのが、いわゆる「オーナー企業」なのでしょう。
ならば、「オーナー企業を避けて転職」というのも一つの選択肢に
なるのですが、上場・未上場にかかわらず、オーナー企業は
非常に多いわけで、実際の転職活動としては、そこを避けるのは
リアリティに欠けるしナンセンスだと思います。
そうはいっても、強烈なオーナー企業は避けたいところなので、
面接時にオーナー企業としての善し悪し、社風が自分に合うか
どうかを、ちゃんと判断できるように、面接の場で理解しなくてはいけません。
そのために、
「離職率」「残業時間」「平均勤続年数」「年齢構成(の偏り)」など、
会社全体における問題を探そうと、質問する方が多いです。
これも、もちろん判断するための材料の一部にはなるでしょう。
ただ、これだけでは足りません。
当たり前のことですが、オーナー企業=社長(経営者) ですので、
社長の実像にいかに肉薄できるかがポイントなのです。
そのために、「社長の人柄」「経営理念」「将来的なビジョン」などを
聞くのもよいのですが、ここはさらにツッコミたいところです。
社長が日々どのような仕事をしているのか?
どのように事業や従業員にリアルに関わっているかがわかるような
質問をするべきです。
例えば、
「社長の管掌業務」や、「社長の出席する会議の種類と内容」や
「社長主幹のプロジェクトやアクティビティ」などを細かく聞いていくと、
社長が事業の執行と意思決定のプロセスに、どのように絡んでいるのかが、
具体的にわかったりします。
これがあまりに偏っている
→社長が人事の決定権の多くを握っている。
→営業に関しては細かな部分にも干渉し、権限委譲してなさそうだ・・・
などという場合には、世間一般では、”長く勤めるのが難しい”と言われる
オーナー企業の可能性が高いかもしれません。
但し、世間一般では・・・と書いたのは、一人のカリスマオーナー経営者による
素晴らしい企業も、世の中には多く存在するわけであり、多くの人が漠然と
考えているであろう、権限委譲がされた、しっかりとした組織で、建設的な
合議で意思決定がなされるような会社=良い会社 というのは、
1つの価値観であり、虚像かもしれない、と付け加えておきます。
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