転職者の声

技術者としての転職活動  Kさん(60才)

Kさん 60才 事業開発 商材開発事業会社

しばしばあることだと思いますが、私も御多分に漏れず
会社との軋轢がどうしようもなくなった50歳を
過ぎた頃(2000年頃)、転職を考えざるを得なくなりました。

歳が歳ですので多くは望めないと覚悟はしていましたが、
役職定年となる少し前、にあるヘッドハンターから電話がありました。

この時は上手く行かなかったのですが、55歳近くでも
まだ可能性のあることを気づかされました。

今回の技術者としての転職活動(転職サイトを通じた
紹介が大部分でしたが、直接企業からお話しを頂くことも
ありました。) を振り返りながら、二三の気付いた点を
記して皆様の参考に供したいと思います。

転職サイトによる場合、紹介会社の担当者は
科学や技術にあまり明るくなく、
その求人も非理系の人事部を通したものが多い。

このため、転職者の持つ技術やバックグランドを、
紹介担当者も人事担当者も十分に理解して
いないので、よい結果が得られない場合が多いようです。

このような現状で、求職者としてできることは
あまり多くはないのですが、自分の中身の問題として、
前職での社外への情報発信(例えば、特許出願、
学会活動、論文発表など)が重要であること考えます。

さらに、科学・技術を理解する人、たとえば開発部長、
研究所長等、が窓口である求人は、自分の持つ
技術・バックグランドを理解してもらえる可能性が大きいので、
大変有力だと思います。

一方、求人側を見ると、
人事担当者は求職者を篩い分ける(篩い落とす)ことに
主眼を置いているように思われます。
そのために、たとえば、求人条件に僅かに反すること、
例えば年齢、によって篩い分け、有力な求職者を
見逃す可能性は高いのではないでしょうか。

これは求人、求職のいずれの側にとっても不幸なことです。
このような点の早急な改善を望みたいと思います。

今回の私の転職は定年退職後ですので、再就職と
いうべきかも知れませんが、まさに科学・技術を理解する
担当者と直接話ができたことにより得られた結果であり、
これをコーディネートして頂いた北田様に深く感謝致します。

コンサルタントのコメント

今回の求人は、昨年1月にA社の社長から直接頂戴したのが始まりでした。
Kさんをご紹介するまでに、既に7名の書類審査・面接を実施しましたが、
技術的バックグランドが違ったり、仕事に取り組む考え方が違ったり、
ご本人の希望と異なったり、逆に、技術的バックグランドとA社との関係が
あまりにも近すぎて面接まで進まなかったり、etc. 
で、なかなかマッチングができませんでした。

それでも、粘り強く探していた時、ある転職サイトに登録されていたKさんと
知り合うことになり、お会いしてみると、A社がやろうとしているビジネス分野での
経験が豊富で、かつ、気負いのないお人柄で、自然な形で、A社の社長に
ご紹介させていただきました。

面接の初回からKさんと社長は意気投合し、とは言いながら、急がず、
何度かお会いして意見交換をし、お互いの考えのすり合せをしっかりやって
採用まで来ることができました。

今考えてみると、KさんもA社も、ご自身のことを強烈にアピールすることもなく、
面接というよりは、やろうとしているビジネスに関する意見交換的な雰囲気で
進められたのが、良かったと思います。

こういう時期に、新しい事業の立ち上げということで、いろいろご苦労もあるかとは
思いますが、是非頑張っていただければと思います。     (北田)

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