転職者の声

知・情・意 Sさん(39才)

Sさん 39歳 建築

「知・情・意」
これは私が、設計者である部下に常に言い続けた言葉です。

振り返ると、私の転職活動は、部下の退職を見送ることから
始まった気がします。

2008年。
経済状況の悪化から建築業界も階段を転げ落ちるように
悪いことが、次々に起こりました。

初めは、営業担当の能力と頑張る姿に感化され、
少しの悪天候も突き進む戦闘集団のように・・・。
苦楽を共にしてきた彼らは、私にとって財産であり、誇りでした。
それも、暗雲がたちこめ、時間とともに離れ離れに。

最盛期に8人いた私の部下も、ある者は新天地を。
またある者は育んだ才能に小休止と望まない方向への
進路変更を余儀なくされました。

設計長である私は、状況が悪くても仕事が存在する限り、
強者の振舞いを続け、彼らの決断を、ただ見送ることしかできなかった。
(時間が経つにつれ「しょうがない」という感情が「後悔」に変わった。
盲目になっていたのか・・・その時の自分が情けない。)

幾度となく続けられた社長との議論は、激励が、偽りに変わり、
いつしか諦めへと落ちていき・・・。

そこには、悪者も勝者も敗者もありませんでした。

2010年。
最後の部下を見送った一週間後の月曜日、偶然見た
オフ・ビートの求人情報に・・・。

最後に、建築設計を志す20歳代、30歳代の皆さんへ。

「知・情・意」は人それぞれの理解でいいとおもいます。

「晴れない雨はない」と言いますが、残念ながらこの業界、
良くなるにはかなり時間がかかります。
経験と才能を欲している皆さんは
(平成の大不況時に私が先輩から教わった経験上、)
まず、得意分野を徹底的に伸ばすことを実行してみてください。
多少の辛さ、苦しみも耐えれるはず。

成長が止まったと感じたり、壁にぶち当たったら、次に、好きな分野。
次、憧れの分野・・・と、自分の年輪と枝葉を同時に広げて、いつしか、
柔軟な大木に成長できるはず。

同時に人の輪を広げる努力も。・・・これ大事です。

コンサルタントのコメント

一緒に頑張ってきた部下との別れもあったのでしょうか、
初めてお会いした時、あまり元気がなく、
「大丈夫かな?まず、Sさんを元気付けることをしなきゃ!」
と思ったことを覚えています。

けれども、面談が進むにつれ、Sさんらしく、しっかりした対応をされて
責任あるポジションでやってこられたことがよくわかりました。

ご紹介した会社は、ビジネスの立上げ期の会社ですので、
社長や役員さんとしっかりタッグを組んで、お仕事に
取り組んでいただければと思います。
新しい会社へ行っても、以前の部下の人達との交流も
できればいいですね。
応援しています! [北田]

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